APF執行委員会 カントー宣言を採択

(VOVWORLD) - 24日、南部カントー市で、APF=フランス語圏諸国議院同盟執行委員会会議は、2日間の議事日程を終え、閉幕しました。カメルーン国民議会第一副議長で、APF議長のヒラリオン・エトン氏の主宰の下、会議では、「世界秩序の変動におけるフランス語圏共同体」を主要議題として、議論が行われました。
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また、OIF=フランコフォニー国際機関のキャロライン・サンティレール事務総長の報告が発表され、多国間協力の強化に向けたOIFとAPFの連携について意見交換が行われました。

執行委員会のメンバーは、加盟国における政治危機の現状や、各委員会および地域の活動に関する報告、新規加盟国の承認、議会間協力プログラムなどが検討されました。さらに、2025年度の予算案と活動計画も承認されました。

会議で、持続可能な農業、食料安全保障、気候変動対応に関するフランス語圏協力についてのカントー宣言が全会一致で採択されました。この宣言は、ベトナム国会が提案した「持続可能な農業、食料安全保障、気候変動対応に関するフランス語圏協力」をテーマとした議会フォーラムの重要な成果の一つとなりました。

カントー宣言では、加盟国と地域に対し、公平なエネルギー転換の促進、グリーンファイナンス・メカニズムの確立推進、農業開発における新技術の応用イニシアチブの推進、持続可能な技術へのアクセスと技術移転の促進を通じて、気候変動対応、持続可能な農業発展、食料安全保障の確保を目指す政策、プログラム、戦略、イニシアチブの整備を促進するよう呼びかけています。

宣言はさらに、フランス語圏の議員と加盟議会に対し、議会間および政府間の共同イニシアチブの実施、優良事例や経験の共有、能力向上、技術移転の促進、持続可能な農業を推進するための研究開発および解決策の応用、気候変動に対するグローバルな食料システムおよび農業システムの強靱性と適応能力の向上を強化するよう奨励しています。

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