トランプ米大統領は停戦で合意できなければ、イランの全ての橋や発電所の破壊を4時間で行うと警告しました。トランプ氏が設定した交渉期限が迫る中、情勢は一段と緊迫しています。

イラン国営メディアによりますと、イランはパキスタンに対し、一時的な停戦には応じられないとの立場を示す一方、戦闘の「恒久的な終結」が必要だと訴えています。これに加え、ホルムズ海峡の安全な通航に関する協定、対イラン経済制裁の解除など計10項目の対案を提示しました。

米紙ニューヨーク・タイムズは6日、イランが見返りにホルムズ海峡の封鎖解除に応じる意向だと報道しました。ただ、1隻当たり約200万ドル(約3億2000万円)の通航料を徴収し、オマーンと分配した上で、収益を国内のインフラ再建費用に充てる方針といいます。

一方、トランプ氏は6日の記者会見で「私が受け入れ可能な合意が必要です。その一部として、石油やあらゆるものの自由な流通を求める」と表明しました。「米東部時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)まで猶予を与える」と改めて強調した上で、「これを過ぎれば、橋も発電所も全て失い、石器時代に戻ることになる」と威嚇し、「8日午前0時までに完全に破壊する。われわれが望めば、4時間で実行する」と警告しました。

ただ、トランプ氏は「交渉は順調に進んでいる」とも指摘しました。「相手側には意欲的な参加者がいて、彼らは合意に達したいと考えている」と主張しました。イラン側に一時停戦拒否の考えを改めるよう、揺さぶりを掛けているとみられます。(時事)