アジア太平洋地域の協力・発展を促進するAPPF

(VOVWORLD) -18日から21日にかけて、ハノイで、APPF=アジア太平洋議会フォーラムの  第26回年次会議が開催されます。これは、ベトナムの政治、外交面で最初の重要な出来事となります。
  アジア太平洋地域の協力・発展を促進するAPPF - ảnh 1 ガン国会議長(中央)が第26回APPF会議の準備会議を主宰する

会議の枠内では、女性議員会議や、政治・安全保障、経済・貿易、アジア太平洋地域内の協力、APPFを巡る問題をテーマにした全体会議が行われるほか、決議と共同宣言が採択されることになります。

地域内の発展のためAPPF26

1993年に設立されたAPPFには、アメリカやロシア、日本、中国、オーストラリアなど世界大国が参加しています。

「平和・創造・持続可能な開発のための議会パートナーシップ」という第26回APPFのテーマは世界議会発展の傾向を反映しています。というのは、平和・安定・持続可能な開発は国際共同体の関心事の一つからです。このテーマを定めたのは、昨年末にベトナム中部ダナン市で開催されたAPEC首脳会議の「ダナン宣言」を維持することが狙いです。

  アジア太平洋地域の協力・発展を促進するAPPF - ảnh 2     ハー副委員長(左)

国会対外委員会のブ・ハイ・ハー副委員長の話です。

(テープ)

「経済・貿易について、APEC首脳会議は地域内経済の促進に向けた協定を出しました。これらの協定は、国会の可決を必要とされています。そこで、議会は国際的な合意書の体制化、遂行の監視において、重要な役割を果たしています。また、地域内協力については、環境や気候変動などに関わる問題です。というのは、ベトナムは、気候変動の影響で最も深刻な被害を受ける国の一つであると評価されたからです。その他、今回の会議は、食料安全保障や、テロ、越境犯罪対策などについても討議し、具体的な方策を提示することになります。」

ベトナムの実質的な貢献

ベトナムがAPPF=アジア太平洋地域議会フォーラムを開催するのは今回が2回目です。第26回APPFの議長を務めるベトナム国会は、引き続き、主体的かつ積極的な役割を示しており、会議の議事日程に実質的な貢献をし、ベトナムの利益と地域の共通利益を調和させています。こいう精神で、ベトナムは会議枠内の幾つかの決議案を主体的に作成してきました。その中でも、「ハノイAPPF宣言・アジア太平洋議会パートナーシップの新たなビジョン」という草案があります。先ほどのブ・ハイ・ハー国会対外委員会副委員長の話です。

(テープ)

「ベトナムは、平和・安全保障、持続可能な開発、気候変動、地域内協力、食料安全保障、観光振興に繋がる文化価値の活用に関する6件の決議案を紹介しました。これらの問題は、ベトナムだけでなく、地域内諸国の関心事となっています。また、ベトナムは、『ハノイAPPF宣言・アジア太平洋議会パートナーシップの新たなビジョン』の草案を提出しました。これは、持続可能な開発のための2030アジェンダの目標の達成、及びAPEC2017の宣言の遂行に寄与すると期待されています。」

第26回アジア太平洋議会会議を成功させることは、ベトナムの第14期国会の対外活動における重要な節目であり、国際参入プロセスにおけるベトナムの主体的な姿勢を表すことです。

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