(VOVWORLD) -新型コロナウイルス感染症が複雑に推移しているため、全国各地にある多くの学校は対面授業を中止して、オンライン授業に切り換えました。
各地方は学校と協力して、授業の質の確保とカリキュラムを確実に実施するために、臨機応変に授業を実施しています。
ハノイの各学校は生徒、学生の学習にできる限り対応するため、授業の形式を臨機応変に変えています。また、教師が新型コロナに感染したり、濃厚接触者になった場合には、対面授業、オンライン授業、または対面式とオンラインの組み合わせによる授業という3つの授業形式を採用しています。
北部山岳地帯ライチャウ省タンウエン県ターザー中学校では、新型コロナのクラスターが発生したため、一時的に休校し、2週間後に再開しました。ターザー中学校のチン・ゴック・フン校長は、「同校に在学中の生徒500人の80%は少数民族タイ族で経済的余裕がないため、オンライン授業を行うことはできない。そのため、実状に見合った対応をしている」と明らかにしました。フン校長の話です。
(テープ)
「新型コロナウイルスに感染した生徒や、感染者と濃厚接触したと認定された児童生徒は欠席しなければなりませんが、代わりに宿題をやってもらいます。学校に戻ってきてから、教師がこれらの生徒を対象に授業を行います」
ホーチミン市の多くの学校では、一つの教室で大勢の生徒が新型コロナに感染した場合、対面授業からオンライン授業に切り換えています。
ホーチミン市第1区にあるホアビン小学校のリー・バン・フエ校長は「対面授業とオンライン授業を同時に実施できるように、同じ教科書を使っている生徒を対象に、オンライン授業を専門的に行う教師を配置する」と明らかにし、次のように語ります。
(テープ)
「私たちは教室単位ではなく、同じ教科書を使っている生徒を対象にオンライン授業を行っています」
また、各学校は、通学の生徒と教師の健康のため、新型コロナ予防対策に関する保健省のガイダンスを厳格に実施しています。