会議の様子

24日まで開催されたこの会議では政治システムの組織・機構の合理化に関する第12期党中央委員会決議18号の総括を始め、多くの重要な議題が取り上げらました。

党と人民からのコンセンサスを得ている決議

最近、ベトナム共産党政治局と書記局は党の規約、規定、原則、および党中央委員会の指導に基づき、政治システムの組織・機構の合理化に関する党中央委員会決議18号の実施を精力的に指導してきました。

わずか2カ月以内に、政治局と書記局は21件の結論と決定を下しました。また、決議18号の総括に関する中央指導委員会は決議の実施と総括に関する39件の指導文書を発布しました。党中央委員会、政府、国会、そして中央の政治社会団体は率先して、機能と任務の再検討、組織内での調整を急いで行いました。

政治システムの組織・機構の合理化に関する第12期党中央委員会決議18号の実施は幹部や党員を含め、国民全体の高い支持を受けています。

23日と24日の両日ハノイで行われた第13期ベトナム共産党中央委員会会議で、演説を行ったトー・ラム書記長は次のように語りました。

（テープ）         

「概して、多くの業務は当初の計画を上回り、中央の指示どおりに進んでいます。政治システムの組織・機構の合理化がこのように順調かつ迅速に進められていることは、過去数年間にわたって行われてきた政治システムの組織再編の成果が引き継がれたことによるものです。実際、多くの組織が肥大化、任務が重複し、運営の効果が低いという事実がすでに認識されてきたことから、党中央委員会がこの課題を取り上げると、党内および国民の間で高いコンセンサスを得るようになったということです」

この基礎に基づき、政治局は、党中央委員会に意見を求めるため、第18回決議の総括報告書と、党、国会、政府の組織機構を合理化と再編計画を提出しました。この計画には、抜本的な改革を含む多くの内容が盛り込まれています。

中央から地方レベルまですべてが参加する事業

去る21日、ハノイで、政治システムの組織・機構の合理化に関する第12期党中央委員会決議18号の実施に関する党中央指導委員会の委員長を務めるトー・ラム書記長の主宰の下、同指導委員会の第2回会議が行われました。

席上、発言に立ったトー・ラム書記長は、これまでに、決議18号の総括と政治システムの再編が方向性に沿って規定通り実施され、多くの成果を収めたと確認するとともに、今後も、再編後の機関の安定化、効率化を研究し続ける必要があると訴えました。

これまで達成した成果は、政治システムの組織・機構の合理化に関する第12期党中央委員会決議18号の実施に関する党中央指導委員会、中央組織委員会、および関係機関が取り組みにより得られたものです。

政治システムの組織の合理化はベトナム共産党と政府の一貫した指導方針であり、党と政府の高い一致と政治的な決意を示しています。これまでの成果は重要ですが、はじまりに過ぎません。ベトナムは国の開発目標の遂行のため、これからも政治システムの組織・機構の完備に引き続き努力してゆきます。