(VOVWORLD) - 新たな任期は2030年までとなりますが、亡命中の反体制派や欧州連合(EU)は、この選挙を非難しています。
ベラルーシで26日、大統領選挙が行われ、1994年から独裁体制を維持している現職のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が7選を果たしました。新たな任期は2030年までとなりますが、亡命中の反体制派や欧州連合(EU)は、この選挙を非難しています。
対立候補が投獄されるか亡命を余儀なくされる中、公式の出口調査によりますと、ルカシェンコ氏の得票率は87.6%と発表されました。一方で、選挙活動を行った他の候補者たちは、実際にはルカシェンコ氏を支持する立場で動いていたとされています。
ルカシェンコ氏は2020年の大規模抗議活動以来、反体制派に対する厳しい弾圧を指揮してきました。今回の選挙について、亡命中の反体制派指導者スベトラーナ・チハノフスカヤ氏は「茶番」と批判し、EUも「偽装された選挙」として非難しました。
これに対しルカシェンコ氏は、EUが選挙結果を認めるかどうかは気にしないとの姿勢を示しました。今回の選挙は、国内外で多くの議論を呼んでいます。(AFP通信)