包括的な改革を断固として推進

(VOVWORLD) - 政府と地方行政府による2024年の業務総括および2025年の事業計画を協議する会議が8日、オンラインと対面のハイブリッド形式で開催されました。この会議では、ベトナムの包括的な改革に向けた強い決意が示されました。

2025年、世界情勢と地域情勢は依然として複雑で予測が困難であり、機会よりも課題が多くなると予測されています。このような状況下で、ベトナムはあらゆる事態に積極的に対応していく必要があります。

2024年の成果

包括的な改革を断固として推進 - ảnh 1トー・ラム党書記長

2024年は設定された15の目標をすべて達成または超過達成しました。特に注目すべきは、高成長を伴う力強い経済回復です。マクロ経済は安定を保ち、インフレは効果的に抑制され、経済の重要指標は確実に維持されました。社会保障も着実に改善され、国民の生活水準は向上しています。世界的な景気減速の中、経済成長率は地域・世界でトップとなる7%以上を記録しました。

ハノイでの会議で、トー・ラム党書記長は、成長を牽引するホーチミン市やハノイなどの大都市を評価しました。また、バックザン省、ホアビン省をはじめとする18の地方についても、様々な困難がありながら、高い成長率、公共投資の着実な実行、税収の確保を実現したと称賛しました。トー・ラム書記長は次のように語りました。

(テープ)

「政府の報告書に示された数字と、各省庁・地方からの報告により、2024年の社会経済発展目標は、国内外の厳しい環境の中で達成されたことが確認されました」

2025年への展望

会議の参加者たちは、2025年がベトナムの発展において極めて重要な年になるとの認識で一致しました。この年は、国家が新たな発展段階へと移行する重要な節目となります。

現在の最重要課題は、「精鋭・スリム・強力・効率・実効・成果」の方針に基づく行政機構の合理化です。これは単なる人員削減ではなく、行政改革の推進、透明性の向上、各分野における権限移譲の促進を含む包括的な取り組みです。

トー・ラム書記長は、経済改革の緊急性について、認識と行動の一致を呼びかけました。各レベルの管理職員には、積極性や創造性、そして「絶えず考え、絶えず行動する」という心構え考動力が求められています。

包括的な改革を断固として推進 - ảnh 2ファム・ミン・チン首相

2025年の経済成長率8%達成に向けて、ファム・ミン・チン首相は、投資・消費・輸出という従来の成長エンジンの刷新や、民間セクターのGDPへの貢献度を7割にするための民間企業の育成などの具体策を示しました。チン首相は次のように語りました。

(テープ)

「政府は、閣僚一人一人、そして各省庁・地方行政府の幹部とともに、強い団結力と連帯感を持って、党、国家、そして国民に対する責任を全うすることを誓約いたします。政府は、国民全体と力を合わせ、2025年の国家計画の目標達成に向けて全力を尽くしてまいります。これにより、我が国が飛躍の時代に入るための、揺るぎない基盤を築いていく所存です」

これまでの歴史が示すように、ベトナムは困難に直面するたびに、より強く団結し、前進してきました。これまでに築き上げた基盤と決意により、ベトナムは新たな発展の時代に向けて、確かな自信を持って歩みを進めています。

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