ドイツのメルツ首相(写真:THX/TTXVN)

ドイツとフランス、ポーランドの首脳は27日、旧ソ連のモルドバを訪問し、独立記念日の式典に合わせて記者会見を行いました。3首脳は、来月の議会選を前にサンドゥ大統領率いる親欧州勢力への支持を表明し、モルドバの欧州連合(EU)加盟に向けて支援する姿勢を示しました。

モルドバは2022年のロシアによるウクライナでの軍事行動の直後にEU加盟を申請し、昨年の国民投票で僅差ながら加盟方針を承認しました。しかし、反EU派も勢いを強めており、9月28日に予定されている議会選挙は接戦が予想されています。

サンドゥ大統領は3首脳と並んで記者会見し、「独立は保証されていない。われわれの選択次第だ」と強調しました。そのうえで「外国からの違法な資金提供や偽情報、サイバー攻撃、買収された抗議活動」によるリスクが高まっていると警告しました。世論調査では、大統領の政党「行動と連帯」と、親ロシア派の共産党や社会党との激しい争いになると予測されています。

ドイツのメルツ首相は、モルドバのEU加盟に向けて改革を支援する考えを示しました。フランスのマクロン大統領は「ロシアのプロパガンダは、欧州が戦争を長引かせようとしている、EUが国民を抑圧していると主張しているが、これは虚偽だ」と述べました。さらにトゥスク・ポーランド首相は「独立した安全なモルドバなしに、安全なEUは存在しない」と強調しました。(ロイター)