(写真:Inquam Photos/George Calin via REUTERS) |
農産物の輸入制限を盛り込むことで、フランスの反対を和らげる狙いです。
EUとメルコスルは昨年12月、EUにとって史上最大となる貿易協定締結で合意に達していました。
協定発効には欧州議会の投票に加え、EU加盟国27カ国のうち15カ国(域内人口の65%)の政府による特定多数決が必要です。
欧州委とドイツやスペインなどの推進派は、メルコスルとの協定が米関税による貿易縮小を相殺し、特に重要鉱物の中国依存を低減させると主張しました。一方、EU最大の牛肉生産国であるフランスと農業大国ポーランドはこれまで反対を表明してきました。
欧州委は懸念払拭のため、牛肉など一部農産物の輸入を一時停止できる仕組みを提案しました。EU加盟国1カ国以上で輸入量が10%以上増加するか、価格が10%以上下落した場合に、制限措置を開始できるとしました。
また、欧州委は域内農家向けに63億ユーロ(73億8000万ドル)の危機管理基金を計画していると明かしました。(ロイター)

