(写真:REUTERS/Maxim Shemetov/Pool)

プーチン氏は訪問先の北京で記者団に対し「トランプ米大統領の下で、発言だけでなく、実際に解決策を見いだそうとする米政権の姿勢が見て取れる」とし、米国が戦争終結に向けた方策を真摯に模索していると言及しました。「トンネルの先にかすかな光が見えている」とし、「良識が働けば、紛争終結に向け受け入れ可能な解決策を巡り合意できると考えている」と述べました。ただ、情勢の推移を見守りつつ、そうした展開にならなければ「目の前の課題は武力で解決せざるを得ない」と語りました。

また、ロシア軍はウクライナのあらゆる戦線で前進しているとし、ウクライナには大規模攻撃を行う能力はないとも指摘。ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念することなど、これまで示してきた要求を後退させる姿勢は示さなかったほか、ウクライナのゼレンスキー大統領がモスクワを訪問すれば首脳会談は実現するだろうとしつつ、会談に価値があるかは不明という認識を示しました。

ウクライナのシビハ外相は、ゼレンスキー氏とプーチン氏の会談をモスクワで実施することは「受け入れられない」と反発しています。

プーチン氏はこのほか、ウクライナとの協議で「必要に応じ」交渉担当者のレベルを引き上げる用意があるとしましたが、詳細には踏み込みませんでした。(ロイター)