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市場を安定させる重要性は確認したものの、サウジアラビアなどが求めてきた世界最大の産油国アメリカによる減産への具体的な協力は打ち出されませんでした。
G20のエネルギーを担当する閣僚による緊急のテレビ会議は、日本時間の10日夜から11日未明にかけて行われました。
冒頭で議長国サウジアラビアは、OPEC=石油輸出国機構の加盟国とロシアなどが来月から日量1000万バレルの減産に協調して踏み切ることで最終的な合意を目指している状況を説明しました。
そのうえで、この枠組みに参加していない世界最大の産油国アメリカやカナダなどに協力を呼びかけました。
これに対してアメリカは、原油の余剰を減らすことは必要だとしたものの、自国の企業に減産を求めることには消極的な姿勢を示しました。
この結果、G20としては原油市場の安定化に向け各国の状況に合わせて連携していくことを確認するにとどまり、減産への具体的な協力は打ち出されませんでした。
世界各地では、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞で原油の需要が大きく落ち込んでいて、今回の協議が歴史的な安値水準にある原油価格の上昇につながるかは不透明な状況です。

