4日朝の攻撃では、イランによるクラスター弾を搭載したミサイルが、イスラエル中部テルアビブにあるイスラエル軍(IDF)本部の近くに着弾し、被害が出ました。イラン側の攻撃による全体的な死傷者の数は、まだ明らかになっていません。

また、イスラエルのメディアは、イランによるミサイル攻撃に加え、イエメンの反政府武装組織フーシ派やレバノンのイスラム教シーア派組織ヘズボラも、イスラエル領内に向けてミサイルやロケット弾を発射したことを確認しました。

これに対し、イスラエル軍の戦闘機は昨日、イラン南部にある化学工場など、イラン政府に関連する複数の拠点を空爆しました。イスラエル軍は、この攻撃によってイランの戦略的な化学物質の製造拠点の機能がすべて停止したと発表しています。

今後の見通しについて、イスラエルのネタニヤフ首相は昨夜、イランに対して強力な攻撃を続けていく考えを表明しました。一方、イスラエル国防省の高官は、イランのエネルギー関連施設への攻撃に向け、アメリカ政府からの合図を待っている段階だと明らかにしました。これは、アメリカのトランプ大統領が昨日、「もう少し時間があれば、アメリカはホルムズ海峡を容易に再開できる」と述べたことを受けたものです。

こうしたなか、周辺国の市民の間では反発が広がっています。イラクの首都バグダッドなど各地では昨日、数万人規模のデモが行われ、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃を非難しました。バグダッドのタハリール広場に集まった人たちは、イラクの旗を振りながら、アメリカやイスラエルに反対するスローガンを叫びました。(VOVエジプト支局)