イスラエル軍兵士、ガザとの国境付近で戦車の上で作業(写真:REUTERS/Amir Cohen) |
イスラエル軍のザミール参謀総長は17日、パレスチナ自治区ガザを視察し、「近く次の段階の作戦に移行する」と述べ、北部ガザ市でイスラム組織ハマスへの攻撃を強化する方針を示しました。これは、イスラエル政府が決定したガザ市制圧計画を踏まえた発言です。軍は住民を退避させた上で地上侵攻を強めるとみられ、緊張が一層高まっています。
ガザ市はガザの中心都市です。イスラエル国内では制圧計画について、人質が危険にさらされるとの懸念も出ていますが、ザミール参謀総長は「人質を最優先に考え、ハマスを打ち負かす」と強調しました。
一方、ガザ停戦と人質解放をめぐるイスラエルとハマスの間接交渉は中断しており、イスラエル軍はガザ市郊外への攻撃を強め、ハマスへの圧力を強めています。軍は17日、ガザ市のアルアハリ・アラブ病院周辺を空爆し、ハマス戦闘員が病院に潜伏していると主張しました。これについてパレスチナ通信は、攻撃で7人が死亡したと伝えています。
ガザ保健当局によりますと、2023年10月に紛争が始まって以降、ガザ側の死者は6万1900人を超えており、飢餓や栄養失調による死者も相次いでいます。(毎日新聞)

