イスラエルによる空爆で破壊されたガザの建物(写真:THX/TTXVN)

ガザ保健当局によりますと、4日のイスラエル軍の攻撃で少なくとも53人が死亡し、その多くはガザ市内で確認されたということです。イスラエル軍は郊外から進軍し、現在は市中心部から数キロの地点にいるとみられています。

イスラエル軍のデフリン准将は記者会見で「現在、われわれはガザ市の40%を掌握している」と述べ、軍がイスラム組織ハマスのインフラを破壊し続けていると説明しました。その上で「作戦は今後数日間にわたって拡大し、激化し続けるだろう」と述べ、残る人質が解放されるまでハマスを追跡する姿勢を示しました。

イスラエルは8月10日にガザ市への攻撃を開始しました。この作戦は深刻な人道危機を理由に国際的な批判を招き、さらに国内でも軍司令官と政治指導者の間で戦略を巡る緊張が高まるなど、異例の事態を引き起こしています。

同地区の緊急サービスの担当者は「イスラエル軍が退去命令を発しても、民間人を収容できる場所はなく、人々には代わりに行ける場所がない」と指摘しました。これらの報道について、イスラエル側からのコメントは得られていません。

パレスチナのNGOネットワークの代表は、今回の避難によって栄養失調に苦しむ子どもなど弱い立場の人々がさらに危険にさらされる可能性があると懸念を示しました。「これは紛争勃発以降、最も危険な避難となるだろう」としたうえで、「爆撃や殺害の危険がある中で退去を拒否する人々の姿は、気力を失っていることの表れだ」と述べました。(ロイター)