アメリカのトランプ大統領に近く、2024年の大統領選で同氏の返り咲きに貢献したとされる保守活動家のチャーリー・カーク氏(31)が10日、銃撃され死亡しました。事件は西部ユタ州オレムのユタバレー大学でのイベント中に発生し、聴衆の前で討論している最中に起きました。犯人は逃走を続けており、連邦捜査局(FBI)や地元警察が捜査を進めています。
アメリカのメディアによりますと、10日午後(日本時間11日未明)、大学キャンパスの屋外で講演していたカーク氏が、約180メートル離れた建物の屋上から銃撃されました。ユタ州のコックス知事は記者会見で「政治的な暗殺だ」と非難しました。
事件発生後、2人がそれぞれ別に地元警察などに容疑者として拘束されましたが、いずれも銃撃とは無関係であることが分かりました。
カーク氏は2012年に保守系団体「ターニング・ポイントUSA」を設立した人物の一人で、「MAGA(マガ)」と呼ばれるトランプ支持層の中でも特に影響力があるとされていました。討論を通じてリベラル派を激しく攻撃するスタイルで知られ、SNSやポッドキャストを通じて若者を中心に強い発信力を持っていました。2024年の大統領選でも集票に大きく貢献したとされています。
トランプ大統領はSNSを通じて国民に演説し、「急進左派」がカーク氏を糾弾してきたと主張しました。その上で「この種の言説がわが国が今日目の当たりにしているテロの直接の原因だ」と述べ、「こうした残虐行為や政治的暴力に加担した者を一人残らず見つけ出す」と強調しました。さらに追悼のため、全米の公共施設などで半旗を掲げるよう命じました。(時事通信)
