(写真:THX/TTXVN)

イギリスとEUは、イギリスがことし1月にEUを離脱したあと社会の急激な変化を避けるための年末までの移行期間に入り、自由貿易協定などについて大詰めの交渉を続けていますが、漁業権や企業への補助金などをめぐる立場の隔たりから難航しています。

こうした中、EUのバルニエ首席交渉官は19日、ツイッターで「交渉チームの1人が新型コロナウイルスの検査で陽性と診断され交渉を短期間、中断することにした」と発表しました。

これに対してイギリスのフロスト首席交渉官は「バルニエ氏と緊密に連絡を取っている」と投稿し、今後、交渉再開の時期などについて慎重に検討することにしています。

双方は、19日の臨時のEU首脳会議の前の合意を目指していましたが、交渉の中断を受け、今後の見通しはさらに不透明になっています。

新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、ヨーロッパの経済への影響が深刻になる中、自由貿易協定が締結できなければさらなる打撃となるだけに、交渉がさらに遅れることへの懸念が強まっています。(NHK)