レバノン停戦合意 2月18日まで継続 米ホワイトハウス発表
(VOVWORLD) - アメリカのホワイトハウスはイスラエルと、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間の停戦合意について、2月18日まで継続されると発表しました。
イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意が発効した後、パレスチナ自治区ガザ地区北部に帰宅する住民たち(写真:THX/TTXVN) |
アメリカのホワイトハウスは26日に声明を発表し、仲介や監視にあたってきたイスラエルと、レバノンのヒズボラとの間の停戦合意について、来月18日まで継続されると明らかにしました。
去年11月に発効した停戦合意では、60日以内にレバノンの正規軍が停戦監視にあたるためレバノン南部に展開し、これに応じて地上侵攻していたイスラエル軍とヒズボラの双方がこの地域から撤退することになっていました。
しかし、イスラエルはレバノン側が合意の内容を完全に履行していないとして、軍の撤退期限となっていた現地の26日明け方を過ぎても駐留を続け、レバノン南部の自宅に帰還しようとした住民などに発砲し、多くの死傷者が出ていました。
こうした状況にヒズボラが強く反発していただけに、合意の延長によってレバノン南部からの双方の撤退が進み、停戦が維持されるかが焦点となります。(NHK)