TPP=環太平洋経済連携協定が発効された後、繊維製品や履物、木工製品、水産物など、ベトナムの主力の輸出品はかなりの伸びを見せる一方、他分野に携わる企業は多くの試練に直面すると予測されています。
ベトナム紡績縫製部門はGDP=国内総生産に大きく寄与し、およそ300万人の労働者に雇用を創出してきました。ベトナムが国際社会への参入や、複数の FTA=自由貿易協定への加盟を積極的に進めている背景の中で、同部門は知的所有権という要素を基礎にトレードマークの知名度や、製品の価値、競争力を高 める方針を打ち出しています。
現在、外国の小売業者はベトナムの小売分野への直接投資を行うか、または商標を購入する傾向がありますが、これはベトナム の小売業者に大きな圧力となっています。こうした事情を踏まえ、ベトナム政府は国内の小売業者に競争力を向上させ、国内市場での地位を確立するよう、支援 戦略を打ち出しました。
既にお伝えしましたように、3月末、VCCI=ベトナム商工会議所がUSAID=アメリカ国際開発庁と協力して、2015年のPCI=中央直轄各省や市レベル競争力指数を発表しました。
ベトナムのコメの輸出量は世界第3位にありながら、その価値は高くありません。世界経済への参入が進められている背景の中で、多くのコメ輸出企業は高品質のコメの輸出を計画して、大市場への進出を狙っています。
ベトナム政府の関心事の一つは各地域間の経済連携を促進し、経済発展に弾みをつけるということです。また、地域間の経済連携は中央と地方行政との協力の強化や投資誘致と交付の効果向上に寄与するとしています。
PCIは、参考のための調査結果であるだけでなく、経営投資環境の改善に対する各地方の努力を示すものともみられています。そして、これによりますと、各省や市の経済管理の質が日増しに改善されていることが分かりました。
政府が打ち出した「少数民族居住地の経済社会発展の支援を目指す国際協力の強化」計画を実現して以来、この2年間、様々な少数民族支援プロジェクトやプログラムが効果的に実施されてきました。
ベトナムが国際社会への参入を進めている背景の中で、各企業の商標作りおよびその管理は差し迫った問題とみられています。また、これは、ベトナムの製品やサービスが高い品質と威信を持つことを示すものでもあります。
2015年、ベトナムのカシューナッツの輸出は急増しましたが、今年に入っても増加の一途を辿ると予測されています。現在、カシューナッツ栽培面積はおよそ45万ヘクタールにのぼり、中部高原地帯テイグエン地方や東南部各省に集まっています。
2016年、ベトナムが締結してきた複数のFTA=自由貿易協定の発効により、ベトナムの農産物輸出は迅速に発展すると予測されています。こうした中、農業農村開発省は、農産物輸出に携わる企業、団体を支援するために多くの措置の取っています。
ベトナムは現在、世界の米輸出大国に入っていますが、輸出米の価格は高いとはいえません。その主な理由としてベトナム米の質が不安定で、商標がつけられていないことが挙げられます。先頃、商工省は会議を行い、米の輸出の促進を目指す諸措置について協議をしました。
2015年、ベトナムは複数の自由貿易協定を交渉・締結しました。これは各企業の世界市場への進出に有利な条件を作り出していますが、企業はリスクを管理するために、投資先・輸出先に関する理解を深める必要があると指摘されています。
世界経済への参入が進められている背景の中でも農業生産は経済発展の支えであり続けています。それでもなおかつ農産物の生産効率や質を向上させ、価格を抑えるためには、どうすればよいかが差し迫った課題となっています。
この数年間、ベトナムは、経済社会発展事業への近代的科学技術の導入を促進し、多くの成果を収めてきました。具体的には、ベトナムがソフトウエア開発で世 界各国のトップ10に入ったほか、胃腸炎と神経系の合併症を予防するロタワクチンを生産できる4カ国の1つとなったということです。
これまで、ドンナイ省は、240億ドル相当のFDIプロジェクト1600件を誘致してきました。2015年、そのプロジェクトの件数は186件です。これらのプロジェクトはハイテクや、すその産業、次世代原材料生産などに集中しています。
昨年末、ベトナム東北部クアンニン省は中国南部を隣接する「ホアンモー・ドンバン」や、「モンカイ」という2カ所の国際検問所における経済区の発展計画と 2030年までのビジョンを公表しました。これは、省内の国境地帯にある各県と村の経済社会発展事業にとって有益なものと見られています。
これまで、銀行部門は通貨政策を臨機応変に運営し、上限金利の引き下げが図られてきました。また、為替相場の安定が維持され、外貨準備高が激増し、信用成長(資金貸出成長率)はかなりの増加を見せ、生産経営の発展に寄与してきました。
2015年、世界経済状況が複雑に推移していたにもかかわらず、ベトナム輸出総額は前年と比べ8・1%増加しました。その割合は10%という目標値を下回 りましたが、輸出活動が国の経済の重要な一部であり続け、雇用創出や、農産物の消費などに積極的に寄与していることを示すものと見られています。
ベトナムのGDP=国内総生産の伸び率は6.5%に達し、複数の自由貿易協定を締結、または交渉を進め、ASEAN経済共同体に加盟したことにより、新たな発展段階が切り開かれました。