バングラデシュのハシナ前首相(写真:REUTERS/Wolfgang Rattay)

検察側は、2024年7~8月に起きた学生主導のデモを鎮圧するため、ハシナ氏が殺傷力の行使を直接命じた証拠を発見したと主張していました。

国連の報告書によりますと、デモ期間中に治安部隊の銃撃などにより最大1400人が死亡した可能性があり、さらに数千人が負傷したとされています。同国では1971年の独立戦争以来、最悪の暴力事例となりました。

ハシナ氏は判決を「偏見があり、政治的動機によるもの」と批判し、「証拠を公平に評価し検証できる適切な法廷で告発者たちと対峙することを恐れていない」と述べました。

ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏を首席顧問とするバングラデシュ暫定政権は、この判決を「歴史的な判決」と評価しました。また、同国外務省はインドに対し、ハシナ氏と、同じく死刑判決を受けたアサドゥッザマン・カーン・カマル元内相の引き渡しを求めました。インドは判決に留意していて、「建設的に関与する」と述べたものの、詳細には触れませんでした。(ロイター)