イスラエル軍兵士は、イスラエル国境に近いエル・ハマメス地区で容疑者2人に発砲しましたが、後に彼らが国連平和維持兵であることに気づいたと、軍は声明で述べました。
同軍は、天候不良のため平和維持軍の誤認であったと述べました。この事件は現在検証中だと言います。
国連レバノン暫定軍によりますと、イスラエル軍はレバノン領内に配置されたメルカバ戦車から、徒歩で移動中の平和維持要員に向けて発砲しました。重機関銃の着弾は平和維持軍の5メートル先で、平和維持軍は避難を余儀なくされたといいます。
平和維持軍が公式ルートを通じてイスラエル軍に連絡した後、イスラエル軍の戦車は撤退したとUNIFILは述べました。
UNIFILは、この事件を国連安保理決議1701号の「重大な違反」であるとしました。決議1701号は、国連平和維持軍とレバノン軍以外のいかなる武装勢力もレバノン南部で活動してはならない、と定めています。
レバノン軍は声明で、イスラエルによる主権侵害はレバノン国内を不安定にし、レバノン軍が南部に展開する妨げになると述べました。
イスラエル軍はレバノン国内に5つの拠点を占拠しており、イランに支援された過激派組織ヒズボラを標的にしたとする空爆を同国南部で頻繁に実施しています。
イスラエルとヒズボラは昨年、停戦に合意し、レバノンの過激派組織が南部に武器を持たず、イスラエル軍がレバノンから完全に撤退することを求めました。
イスラエルはヒズボラが再武装を試みていると非難し、レバノン政府はイスラエルが撤退せず空爆を続けることで合意に違反していると非難しています。(ロイター)
