2025年11月2日、イスラエルとハマスの停戦下で、破壊された建物のそばで休むパレスチナの人々(写真:REUTERS/Mahmoud Issa)

停戦からおよそ4週間が経過したものの、ガザ地区には依然として十分な人道支援が届いていないと、複数の支援機関が4日、懸念を示しました。冬の訪れが近づく中で飢餓が続き、イスラエルによる2年にわたる攻撃の影響で多くのテントが老朽化し、住民の生活は厳しさを増しています。

今回の停戦は、8月に飢饉が確認され、230万人の住民のほとんどがイスラエルの砲撃で家を失ったガザ全域に、援助を再び行き渡らせることを目的としていました。

しかし、世界食糧計画(WFP)によりますと、ガザに届いている食料は必要量の半分にとどまっています。また、パレスチナの支援団体連合によれば、全体の援助物資の量は想定の4分の1から3分の1程度に過ぎないとしています。

イスラエル政府は、停戦合意の下で1日平均600台のトラックによる物資搬入を義務付けられたと説明し、食料不足の原因はハマス側にあると主張しています。イスラエル側は「ハマス戦闘員が食料援助を横取りしている」と非難していますが、ハマス側はこれを否定しています。

一方、ガザの地方行政当局によりますと、イスラエルの通行制限により多くのトラックが目的地に到達できず、実際に搬入されているのは1日あたり約145台にとどまっているということです。

国連は戦闘初期の段階では、ガザを通過する支援トラックの数を毎日公表していましたが、現在はそのデータを定期的に発表していません。(アラブニュース)