2025年8月4日、アメリカ・カリフォルニア州オークランド港でコンテナを満載した貨物船(写真:REUTERS/Carlos Barria)

アメリカのトランプ大統領は4日、合成麻薬「フェンタニル」のアメリカ流入を理由に中国に課していた関税を10%引き下げる大統領令に署名しました。関税は20%から10%となり、10日に発効する予定です。これに対し中国政府は、報復措置として導入していた大豆やトウモロコシなどを対象とする関税を停止する方針を示しました。

米中両国は10月末に韓国で首脳会談を行いました。トランプ大統領は、中国がフェンタニル流入防止に協力する姿勢を示したとして関税引き下げを決定し、中国側も「相応の調整を行う」と明らかにしていました。

中国政府は5日、対米関税に関する公告を発表しました。これによりますと、3月に発動された大豆や牛肉に対する10%の関税、トウモロコシや小麦に対する15%の関税の適用を、アメリカ側の措置に合わせて停止します。中国商務省は「今回の措置は合意を履行するためのものだ」と説明し、双方の関税引き下げが「両国の根本的な利益に合致し、国際社会の期待にも沿っている」と強調しました。(時事通信)