アメリカとイランの戦闘終結に向けた協議は12日、21時間に及ぶ交渉の末、合意に至らず終了しました。2週間の停戦が危ぶまれる事態となりました。
バンス米副大統領は協議に不十分な点があったとし、核兵器を製造しないことを含む米側の条件をイランが受け入れなかったと述べました。「イランが核兵器を追求せず、核兵器の迅速な開発を可能にする手段も求めないという明確な確約が必要だ。それが米大統領の中核的な目標であり、今回の交渉で達成を目指してきたことだ」と説明しました。
一方、イラン代表団を率いたモハンマドバゲル・ガリバフ国会議長は12日、SNSに「米国はイランの信頼を得ることができなかった」と投稿しました。アメリカが「我々の信頼を勝ち取れるかどうか」だとし、イラン側の要求を受け入れるよう求めました。イラン外務省報道官は国営テレビに対し、協議では「2、3の重要な問題で最終合意に至らなかった」と述べました。
アメリカとイランとの戦闘終結に向けた協議が合意に至らなかったことを受け、協議に参加したイランのアラグチ外相はアメリカ側の対応に強い不満を示しました。
アメリカとイランの交渉を仲介したパキスタンのムハンマド・ダール副首相兼外相は12日の協議後に声明を発表し、双方が7日に合意した2週間の停戦を維持するように呼びかけました。当事国が「約束を守り続けなければならない」と強調しました。
パキスタンは米イランと親密な関係を築いており、今回の協議では、ダール氏と軍トップのアシム・ムニール陸軍参謀長が両代表団の間に入って何度か調整したといいます。ダール氏は協議後、外交的解決を目指して連携してきたエジプトやトルコなどの外相と相次いで電話で会談し、対話の継続に向けた協力を確認しました。
