ロシアのプーチン大統領は26日、原子力推進による新型巡航ミサイル「ブレベスニク」の発射実験が成功し、今後は実戦配備に向けた準備を進めていく方針を明らかにしました。大統領府が、軍高官との会談内容として発表しました。
ゲラシモフ参謀総長はプーチン大統領に対し、10月21日に実施した実験でブレベスニクが1万4000キロを飛行し、滞空時間はおよそ15時間に及んだと報告しました。プーチン大統領は「世界のどの国も保有していない独自の兵器だ」と述べ、高く評価したということです。
ロシア側の説明によりますと、ブレベスニクは現在および将来のミサイル防衛システムに対して「無敵」であり、射程距離はほぼ無限、飛行経路の予測も困難だとされています。
一方、アメリカのトランプ大統領はロシアに対し、ウクライナとの停戦に応じるよう圧力を強めていますが、今回の実験は、先週実施された戦略核兵器を想定した演習とともに、プーチン大統領が「西側の圧力には屈しない」という強い姿勢を示したものとみられています。
北大西洋条約機構(NATO)のコードネームで「SSC-X-9スカイフォール」と呼ばれるブレベスニクは、アメリカによるミサイル防衛網の整備計画やNATO拡大の動きに対抗する目的で、プーチン大統領が2018年に初めてその存在を公にしました。(ロイター)
