14日午後、北京の人民大会堂で、中国の習近平総書記・国家主席の招きによる国賓訪問の一環として、ベトナムのトー・ラム書記長・国家主席は、中国人民政治協商会議の王滬寧主席と会見しました。

会見でトー・ラム書記長・国家主席は、今回の訪問を通じて政治的信頼をさらに深め、より包括的で実質的な協力関係を新たな段階へ引き上げ、両国の発展目標の実現につなげたいとの考えを示しました。また、理念や信頼、発展利益、文化や民意の3つの結びつきを強化する重要性を強調しました。

さらに、ハイレベル交流の継続や政治的信頼の強化、党・国家・政府・国会・祖国戦線など各ルートでの協力の質の向上、国防・安全保障分野の協力の強化を提案しました。加えて、貿易や投資といった従来分野に加え、鉄道をはじめとする交通インフラ整備、デジタル変革、人工知能、量子技術、半導体、人材育成などの戦略分野で新たな成果を生み出す必要があると述べました。

また、中国人民政治協商会議とベトナム祖国戦線の役割をさらに発揮し、地方や各種団体の交流を促進するとともに、両国の友好関係についての発信を強化することの重要性を指摘しました。

これに対し王滬寧主席は、中国はベトナムとの関係を近隣外交の最優先事項と位置づけていると強調しました。そのうえで、両国が関係発展の方向性をしっかりと共有し、それぞれの社会主義現代化を推進していくとともに、戦略的な連結を一層強化し、特にインフラ整備や人工知能、デジタル経済分野での協力を優先して進める必要があると述べました。

また、中国はベトナムからの輸入、とりわけ高品質な農産品の輸入拡大や、企業による投資と互恵的な協力の拡大を後押しする用意があると表明しました。さらに、中国人民政治協商会議としても、ベトナム祖国戦線との友好関係を強化し、特に若い世代を含む人的交流の促進や、教育、医療、地方間交流の拡大、国際的な場での協力を支援していく考えを示しました。