中国駐在のベトナムの声放送局(VOV)特派員によりますと、4月7日に国連安全保障理事会で行われた採決で、ホルムズ海峡の開放に向け武力行使を認める決議案が、11か国の賛成、2か国の反対、2か国の棄権という結果となりました。この決議案はバーレーンが起草し、アメリカが支持したものですが、常任理事国であるロシアと中国が拒否権を行使したため、採択には至りませんでした。パキスタンとコロンビアは、外交的解決を重視する立場から棄権しました。
これについて、中国の国連大使である傅聡氏は、現状でこの決議案を採択することは誤ったメッセージを発し、深刻な結果を招くおそれがあると指摘しました。また、決議案は紛争の根本原因を明確にし、それに対処するための適切な解決策を見いだすとともに、海上輸送の安全を確保し、対話と和平の推進に努めるべきだと述べました。
さらに傅聡大使は、安全保障理事会に対し、緊張の緩和に向けた対応を求め、「違法な軍事作戦に法的な正当性を与えるべきではない」と強調しました。また、ホルムズ海峡の航行の安全を確保するための根本的な解決策は、できるだけ早期に停戦を実現し、戦闘を終結させることであるとの認識を示しました。
加えて、ロシアと中国は共同で新たな決議案を安保理に提出したことも明らかにしました。この決議案は、緊張の緩和や対話と交渉の促進、さらには航行の権利と自由の保護を目的としており、安保理加盟国の支持を得ることに期待を示しました。
