ベトナム女性 「ごみをお金にする」モデルを広げ環境保護への認識向上

(VOVWORLD) - 経済成長と人口増に伴い増える一方のごみ。量だけでなく種類もどんどん変化しており、ごみ問題はベトナムにとって悩ましい問題です。ごみ問題を解決するために、多くの取り組みが実施されていますが、その中で、女性連合会が実施中の「ごみをお金にする」というモデルは成果を収めており、環境保護への認識向上に貢献していると評されています。
ベトナム女性 「ごみをお金にする」モデルを広げ環境保護への認識向上 - ảnh 1

この3年間、毎週日曜日の朝になると、ハノイ市ホアンマイ区タンマイ地区にある集合住宅A2とA3の住民たちはA2棟とA3棟の間にある中庭に置かれたごみ箱にリサイクル可能な資源ごみを入れます。このごみはその後、タンマイ地区女性連合会のメンバーらがプラスチックのペットボトル、空き缶、くず紙、段ボールに分別し、回収業者に売ります。タンマイ地区女性連合会のメンバー グエン・ティ・タインさんは次のように話しました。

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「決まった日に、資源ごみを集め、分別後は回収業者を呼んで売ります。そのお金は多少を問わず、女性連合会の基金に入ります。この基金は困難な状況にある女性への補助にあてられます」

こうした意義ある基金は住民の支持を受けています。住民の話です。

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「今日はプラスチックごみをたくさん持ってきました。プラスチックごみは収集してリサイクルしなければ、100年後にも残っているそうです。また、ごみはごみですが、現金に換えられるっていいですね。このプロジェクトは住民の生活に意義のあるものだと思います」

大人だけでなく、子どもたちも資源ごみの収集と分別を楽しんでいます。これは環境保護に対する子どもの認識向上に大きく役立っています。タンマイ小学校の2年生グエン・バオ・ゴックちゃんは次のように話しました。

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「家では、使ったペットボトルを集めて、決まった日に収集場所に持って行っています。ごみがリサイクルされれば、環境への負担が小さくなって、街もよりきれいになるからです」

タンマイ地区女性連合会のグエン・ティ・キム・トゥ会長は、これからも「ごみをお金にする」モデルのほか、きれいな街づくり運動も広げようとしていると述べ、次のように語りました。

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「タンマイ地区は、ホアンマイ区で女性連合会の「ごみをお金にする」モデルを展開した初めての地区です。現在、このモデルはホアンマイ区のすべての地区に広がっています。タンマイ地区女性連合会は週末に「地区の大掃除」という運動も行っています。これからも、女性連合会のメンバーを始め、住民の認識を高めるために、ポスターを貼ったり、勉強会を行ったりするなど様々な活動を企画しています」

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「ごみをお金にする」モデルは南部ソクチャン省でも広がっています。ソクチャン省チヤウタン県フータン村フォックトアン集落では、毎月19日の午後になると、女性たちは、集合場所に資源ごみを持ち寄って、販売します。ごみを売って得たお金は、貯蓄基金に寄付されます。ある女性は次のように述べています。

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「私は、この試みに参加して、少しでも環境保護に貢献したいと思っています。先ずは、自分の住宅の片づけをして、家の周りの環境衛生から始めます」

一方、チヤウタン県アンヒエップ村アンチャック集落では、地元の女性たちによる「基金を募るため、資源ごみを収集する」というクラブが、2年前に設立され、効果的に活動しています。毎月の資源ごみの販売で得られる金額は多くはありませんが、女性たちは、生活環境の改善に貢献したいと思って、このクラブの活動に積極的に参加しています。メンバーの一人は次のように語っています。

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「クラブに参加してから、様々な良いことがありましたよ。例えば、ごみの分別が分りました。これは、美化に役立ってますね。それに、私たちの収入も増えています」

現在、「ごみをお金にする」モデルはソクチャン省のほとんどの地区に広がっており、環境保全に対する住民の意識向上に貢献しています。

チヤウタン県アンヒエップ村女性連合会のファム・ゴック・ビック会長は、「このモデルは、環境保全に対する住民の意識向上、女性たちの収入向上、環境美化など、多くの利益をもたらしている」と評価し次のように語りました。

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「女性たちは、燃えるごみと燃えないごみの分別を深く理解し、燃えるごみを肥料にしました。その一方で、女性たちは、親戚やコミュニティに環境衛生をよく働きかけています」

2014年に、ソクチャン省女性連合会の「ごみをお金にする」モデルは、カンボジアとタイで開催された世界自然保護基金の国際会議で「代表的な環境保護モデル」として紹介されました。それ以降、同省の女性連合会は、環境保全に対する住民の意識向上、廃棄物による悪影響の軽減を目指して、このモデルを徐々に拡大しています。

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