ザオ族の村で広がる伝統芸能運動

(VOVWORLD) - 近年、ソンラ省モクチヤウ県は国内外の観光客にとって魅力的な目的地となっています。その背景には伝統芸能を守るザオ族の人々の貢献があると言えるでしょう。
ザオ族の村で広がる伝統芸能運動 - ảnh 1第2回全国伝統文化フェスティバルで演じているピエンサン集落の伝統芸能チームの「鈴の踊り」

ハノイから西へ約200キロ離れたところにあるソンラ省モクチヤウ県フィエンルオン村ピエンサン集落は少数民族ザオ族の居住地です。ピエンサン集落では、近年伝統芸能を保護するための活動が盛んになっており、集落の伝統芸能チームはザオ族の伝統的な民謡や舞踊を披露するチームとして知られています。

(テープ)現場の音  

お聞きいただいているのは、ピエンサン集落の伝統芸能チームが唄う「パオズン(Pao dung)」というザオ族の民謡です。この演目は、今年の10月に北部タイグエン省で開催されたザオ族の第2回全国伝統文化フェスティバルの伝統芸能コンテストでB賞を受賞しました。ピエンサン集落の伝統芸能チームのメンバー バン・ヴァン・トゥアンさんは次のように話しました。

(テープ)

「先ごろ、ピエンサン集落の伝統芸能チームは第2回全国伝統文化フェスティバルに出場するチームとして選ばれました。これは当チームにとって大きな光栄です。フェスティバルで、ザオ族の伝統的な歌や踊りを来場者に披露するとともに、全国各地のザオ族の人々と交流することができました。これからも、国の支援を受けて、ザオ族の伝統文化の保存と開発に尽力したいと思います」

ピエンサン集落の伝統芸能チームはザオ族の最も神聖な踊りとされる「鈴の踊り」を村の儀式で演じることを目的に発足しました。当初、メンバーは約10人でしたが、村人と観光客のニーズに応え、「鈴の踊り」だけでなく、豊作を祈る踊りや民謡「パオズン」も対象とし、現在メンバーは30人を超えています。チームのメンバーらは昼間、畑仕事をしますが、夜間は集まって練習しています。村の重要な儀式や周辺地域の大きなイベントに参加する前には、ザオ族の伝統芸能に詳しい長老や高齢者に頼んで練習を指導してもらいます。ピエンサン集落の伝統芸能チームの担当者チエウ・ティ・フオンさんは次のように話しました。

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「イベントに合わせて演目を選びます。ザオ族の代表的な踊りである「鈴の踊り」のほか、民謡「パオズン」や、豊作を祈る踊りなどはザオ族の文化や信仰、風俗習慣などを描写的に再現し、見る人を魅了するでしょう。チームのメンバーは心を込めて演じたいという考えで毎日一生懸命練習しています」

この2か月、ピエンサン集落の伝統芸能チームは、週末の夜に開かれるモクチヤウ県の歩行者天国で演目を披露しています。これらの演目は観光客を魅了し、モクチヤウ県の観光商品とされています。フィエンルオン村党人民委員会のバン・ヴァン・ロイ委員長は、チームの活動は観光促進だけでなく、ザオ族の伝統文化の保存に役立っていると述べ、次のように語りました。

(テープ)

「これまで現地行政府は村人に対し、村の伝統芸能チームの活動を通じてザオ族の伝統文化の価値を観光開発に活かすように働きかけてきました。これからも、ベテランアーチストに頼んでチームの演目を指導してもらったり、各地のイベントやコンテストへの参加を奨励したりするなど、伝統芸能チームの活動の拡大、およびその質の向上に集中する方針です」

近年、ソンラ省モクチヤウ県は国内外の観光客にとって魅力的な目的地となっています。その背景には伝統芸能を守るザオ族の人々の貢献があると言えるでしょう。

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