8月2日からの一週間の国内ニュース

*6日午後、ハノイで、政府は今年1月から7月までの国営企業の再編状況を総括する会議を行いました。会議で、ズン首相は「各部門、機関、国営総公社は経営活動を強化すると同時に、企業の指導者らの能力向上を始め、企業の再編に力を入れるよう」指導しました。また、ズン首相は「国営企業の再編過程に発生する問題の解決策の完備のために、政策などを点検するよう」求めました。職せざるを得なくなる労働者に適切な政策を取るよう要求しました。

*今週、中部ダナン市で、計画投資部門の全国会議が行われました。会議では2016~2020年期の経済社会発展計画や、中期公的投資計画の作成に関する首相の指示の貫徹とこれらの計画の作成に関する計画投資省の手引き、公的投資法の主な内容、入札法改正案の主な内容などが集中的に討議が行われました。会議で、計画投資省のブイ・クアン・ビン大臣は「現時点で、投資計画の作成は非常に重要な意義があり、2016~2020年期の経済社会発展5ヵ年計画の遂行に大きく寄与している」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「現在、全国各地は2015年に行われる各レベルの共産党委員会大会の準備のため政治報告と5ヵ年計画を作成しています。これと同時に、政府の経済 小委員会、文献作成小委員会は第12回党大会の準備のため、経済報告と政治報告の作成を積極的に進めています。今は2016~2020年期の経済社会発展 5ヵ年計画と中期公的投資計画を作成する時点です」

*今週、グエン・タン・ズン首相、チュオン・タン・サン国家主席、グエン・シン・フン国会議長はそれぞれアメリカのボブ・コーカー上院議員、ジョン・マケイン上院議員、シェルドンホワイトハウス上院議員と会見しました。席上、双方は訪問団の交換や、経済、貿易、投資分野での協力を強化すると確約しました。また、アメリカの上院議員らはTPP=環太平洋経済連携協定の交渉に際し、ベトナムに対する優遇を与えると強調しました。コーカー上院議員は「アメリカ議会はベトナムで建設する原子力発電所の燃料供給のための原子力協定いわゆる123協定を採択した」と明らかにしました。

*先ごろ、ASEAN=東南アジア諸国連合の外相会議と一連の関連会議がミャンマーの首都ネピドーで始まりました。ファム・ビン・ミン副首相兼外相率いる代表団はこれらの会議に参加しています。今回の会議について、ベトナムのファム・クアン・ビン外務次官は次のように語りました。

(テープ)

「COC=海上行動規範の作成に向け、協議を促進すると同時にDOC=海上行動宣言を精力的に実施します。ASEANがCOCの交渉を開始する決意により、中国は厳格な態度で交渉に参加しなければなりません。」

*今週、ハノイで、外務省の定例記者会見が行われました。席上、レー・ハイ・ビン報道官はウクライナ在留ベトナム人の安全確保問題に関し、「ウクライナの複雑な情勢を前に、ベトナム外務省は、関連各機関や、ウクライナ在留ベトナム人共同体と緊密に連携して、ベトナム人の安全確保のためにあらゆる必要な措置をとる」と再確認しました。また、リビア派遣中のベトナム人労働者に関し、ビン報道官は「現時点まで、246人が無事に帰国した。残りの人々もまもなく帰国する」と明らかにしました。

*8月1日現在、ベトナム全土ではエボラ出血熱の感染事例は確認されていません。しかし、予防対策を主導的にとらなかった場合、エボラウイルスが引き起こす感染症、エボラ出血熱はベトナムに侵入し、共同体における感染拡大 をもたらす恐れがあると警告されています。このような中、7日、保健省は、エボラ出血熱の感染が疑われる事例の早期発見、その予防対策の早期実施を目指す為に、全国的規模のエボラ出血熱予防対策行動計画を公表することを決定しました。

また、エボラウイルスを主導的に対策する為に、保健省は疫病予防対策指導委員会の能力を向上させる他、保険局、予防医療センター、病院及び直轄機関に対し、薬や機械、設備、隔離病棟などを準備するよう指導しています。同時に、検問所における関連各機関と連携して、出入国の人や動物、交通手段、商品への監視、検査を行なうとしています。さらに、保健省はWHO=世界保健機関の代表と会合を行い、診断技術と生物学的サンプルを提供するよう提案しました。

*8月10日の「ベトナム人枯葉剤被害者の日」にあたり、国内各地で、様々な慈善活動が行われています。ベトナムの枯葉剤被害者協会は国家人道通信ネットNo.1400の協力を得て、慈善目的のメッセージ送信運動を開始しました。この運動は「枯葉剤の痛みを和らげるため、力を合わせる」をテーマとして、今から9月30日までに開催されます。

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