ブラジルでは人口が過密な貧困地区を中心に感染が急速に拡大し、9日の時点で感染が確認された人の数は73万人を超え、アメリカに次いで世界で2番目に多くなっています。
ブラジルの保健省は6日、これまでホームページ上で毎日更新してきた感染者や死者の累計を突然中止し、かわりに回復した人の数を新たに表示するようになりました。
累計を公表しなくなった理由について、ボルソナロ大統領は、「各州の知事が予算の獲得を目的に被害を過大に報告しているためだ」などと主張していましたが、9日になってホームページの画面が更新され、再び感染者や死者の数の累計が公表されるようになりました。
政府はこれまでのところ、公表を再開した理由を明らかにしていません。
ブラジル国内では、累計の発表が取りやめられたあと、政府が事態の深刻さを隠そうとしているとして批判が高まったほか、野党側が感染防止には正確なデータが必要だとして、ブラジルの最高裁判所に訴え、裁判所は8日、保健省は累計を公表すべきだとする判断を示していました。(NHK)
