バシュロ文化新大臣(右)= Le Monde |
カステックス氏は、首都パリから900キロ離れた人口6千人の町プラードの町長です。保健省や大統領府の役職を兼任した経験はありますが、国会議員や閣僚の経歴はありません。政府の新型コロナウイルス対策で要職に起用され、マクロン氏が調整力を評価したとされます。
カステックス氏は5日付日曜紙で、新内閣について「国民は政治家としてのふるまいを求めていない。私もそうだ」として、政治色を排した組閣を目指す方針を示しました。マクロン氏がコロナ流行後の課題に掲げた経済や医療の再建、環境政策を進める意向も示しました。
首相就任に伴って、これまで所属してきた中道右派野党「共和党」を離党します。マクロン氏の与党「共和国前進」にも所属しません。
仏憲法で、内閣は「国の政策を決定、遂行する」役割を担い、国会に対して責任を負います。このため、保革二大政党時代、大統領は下院の多数派政党から首相を任命するのが慣例でした。
だが、マクロン氏は、再選がかかる大統領選を2年後に控え、自身の政策を早急に実行する布陣作りを優先しました。首相の地位の弱体化につながりそうです。(SankeiBiz)

