この交渉では、双方の捕虜や兵士の遺体の交換について合意がなされ、メジンスキー補佐官は、追加の捕虜交換を今月7日から9日にかけて実施する用意があると述べました。ロシア側は、優先的に重傷者を帰還させるとしています。捕虜交換の規模は、約1200人にのぼる見通しです。
両国は、先月にも約3年ぶりとなる直接交渉を行い、1000人規模の捕虜交換で合意していました。
一方、停戦協議については依然として不透明な状況が続いています。ウクライナは無条件での停戦を求めていますが、ロシア側はこれを拒否し、和平に向けた合意文書としてウクライナ側に覚書を提示しました。ロシアの通信社によりますと、その内容には、ウクライナ東部および南部の4州とクリミア半島のロシア編入の承認や、ウクライナの軍事同盟への不加盟、さらにロシア側が支配を主張する地域からのウクライナ軍の撤退などが盛り込まれているとされています。
ウクライナ側はこの覚書を精査した上で回答するとしていますが、両国の立場の隔たりは依然として大きく、停戦に向けた交渉の進展は見通せない状況です。
ロシア国内では最近、爆破行為などによる攻撃が相次いでおり、プーチン大統領は同日の会合で「テロリストと交渉するのは誰なのか」と述べ、無条件停戦や首脳会談に対する否定的な姿勢を示しました。(日本経済新聞)
