プーチン大統領は、バウマン記念モスクワ国立工科大学で学生たちに対し、「ご存じの通り、アメリカに住んでいるマスク氏という人物がいます。彼は火星について夢中になって話していると言っていいだろう。人類史上まれにみる人物で、特定のアイデアに突き動かされている」と述べました。
そのうえで、「今は信じられないことのように思えても、そのようなアイデアは時を経て実現することが多い。私たちの先駆者であるコロリョフ氏のアイデアがそうであったように」と語りました。
コロリョフ氏は「ソ連宇宙開発の父」と呼ばれ、世界初の人工衛星スプートニク1号や、1961年にユーリ・ガガーリン宇宙飛行士を乗せて人類初の有人宇宙飛行を成し遂げたボストーク1号の開発で知られています。
マスク氏は、世界有数の富豪で、アメリカのドナルド・トランプ大統領の顧問も務めています。また、アメリカ宇宙開発企業スペースXの最高経営責任者(CEO)として、アメリカ航空宇宙局(NASA)のロケットを打ち上げたり、衛星インターネットサービス「スターリンク」を提供したりしています。
マスク氏は、3年以上にわたってロシアによる侵攻を受けているウクライナについてもたびたび発言してきました。先月には、ウクライナのゼレンスキー大統領が「永遠に戦争を続けることを望んでいる」と批判し、2月にも「ウクライナ政府はロシアとの戦いでやり過ぎた」と述べていました。(AFP通信)
