同氏を支持するロシアやトランプ米政権にとって痛手となりそうです。
オルバン氏は「非リベラル民主主義」を掲げて欧米の保守派から称賛されましたが、国内では景気停滞や国際的な孤立、少数グループへの富の集中にうんざりした有権者の支持を失いました。
開票作業をほぼ終えた時点で、中道右派のティサは138議席を獲得する見込みで、オルバン氏率いる与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」に勝利しました。オルバン政権が行った憲法改正を覆し、汚職対策を講じるために必要な3分の2以上の議席を確保します。
オルバン氏は「選挙結果は痛みを伴うものだが、明白だ」と述べ、敗北を認めました。
国民の多くは今回の選挙が同国にとって重大な分岐点になるとみていました。選挙管理当局によりますと、投票率は79%以上に達し、過去最高を記録しました。
ティサのマジャル党首(45)はブダペスト中心部で数万人の支持者を前に勝利を宣言しました。「ティサとハンガリーがこの選挙に勝利した」とし、「われわれは共にオルバン体制を打倒し、共にハンガリーを解放し、祖国を取り戻した」と述べました。
同氏は今回の選挙を「東西の選択」と位置づけ、選挙戦ではオルバン氏とEUに対する対立姿勢がハンガリーを欧州の主流から一層遠ざけると警告しました。一方、オルバン氏はティサがハンガリーをロシアとの戦争に引きずり込むと主張していました。(ロイター)
