ベトナムは、多国間議会フォーラムの積極的なメンバーとして、今回の会議でも議論や経験共有、提案を通じて、国際社会が直面する課題の解決に貢献する方針です。同時に、トルコおよびイタリアとの伝統的な友好関係の強化を図ります。
国際統合を積極的に推進
「持続可能な発展と社会的公正のための議会の行動」をテーマとする列国議会同盟第152回総会では、各国議会の中心的役割が強調されています。気候変動、貧困、紛争といった地球規模課題への対応において、「誰一人取り残さない」理念の実現が求められています。
このテーマは、経済成長と社会的公正の両立を目指すベトナムの方針と合致しています。今回の参加は、国際統合を主体的かつ包括的に進めるとともに、国民本位の政策づくりに向けた経験を学ぶ機会となります。
1979年の加盟以来、ベトナム国会はIPUにおいて積極的かつ責任ある役割を果たしてきました。IPU事務総長のマーティン・チュンゴン氏は、ベトナム国会が情報技術の活用や立法情報の公開において先進的であると評価しています。マーティン・チュンゴン氏は次のように述べました。
(テープ)
「IPUとベトナムとの協力は絶え間なく、発展してきました。私は長年にわたり、ベトナム国会の多くの取り組みを見てきました。特に情報技術の分野では、法令文書をウェブサイトで公開するなど、先進的な取り組みを行っています。ベトナム国会のこうした情報活用の取り組みは、各国議会にとって良い手本となっています」
国会国防・安全保障・対外委員会の元副委員長のドン・トアン・フォン氏は次のように述べています。
(テープ)
「ベトナム国会は、IPUのすべての主要活動、特に総会において、積極的かつ責任をもって参加してきました。これらの場で、ベトナムは多くの意見や提案を行い、特に平和、協力、発展の促進、そして持続可能な開発目標の推進に貢献してきました」
トルコおよびイタリアとの協力を強化
トルコは中東地域におけるベトナムの重要なパートナーの一つです。両国国会の関係も前向きに発展しており、代表団の相互訪問や議会間フォーラムでの会見が頻繁に行われています。
一方、イタリアとは1973年の外交関係樹立、2013年の戦略的パートナーシップを基盤に、あらゆる分野で協力が拡大しています。2025年の二国間貿易額は約73億ドルに達し、前年比6.2%増となりました。イタリアはEUにおけるベトナムの第3位の貿易相手国であり、ベトナムはASEANにおけるイタリア最大の貿易相手国です。観光分野でも、イタリアはベトナムにとって重要かつ潜在力の高い市場とされています。
マン国会議長の今回のIPUへの出席とトルコ、およびイタリアへの訪問はベトナム国会の国際的地位と役割を改めて示すものです。同時に、欧州および中東の戦略的パートナーとの関係を強化し、貿易、投資、文化交流の新たな機会を切り開くことが期待されています。さらに、議会外交を推進し、グローバル課題に対するベトナムの責任ある姿勢を示します。
