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席上、発言に立ったチン首相は、近年、世界が予想できない多くの新たな変動を目の当たりにし、不確実性が増大し、政治的分極化、経済的分断の傾向を引き起こしていると強調し、このような困難な状況下において、ASEANは「5つのより」を強力に推進する必要があると述べました。それらは、集団的力を生み出すための「より強い団結」、自らの運命を掌握するための「より強い自立」、試練に対応できるための「より主体的な姿勢」、全ての加盟国にとっての共通の家であるための「より包括的な包容」、そして次世代のための未来に向けた「より持続可能な発展」であるということです。
さらに、チン首相は、今後のASEANの協力における3つの重点を提案しています。第一、ASEANは包摂を基盤とし、イノベーションを原動力とし、持続可能性を目標とする発展思考を再構築する必要があること。第二、ASEANは地域外への連結を拡大し、製品、市場、サプライチェーンを多様化することで、連結の役割を継続的に強化する必要があること。そして、第三に、ASEANは中心的な役割を維持し、地域の自立能力を高める必要があることです。
なお、会合において、ASEAN加盟諸国の指導者は「ASEAN 2045:私たちの共通の未来」文書を採択することで合意しました。この文書には、ASEANコミュニティビジョン2045、政治・安全保障、経済、文化・社会、連結に関する戦略が含まれており、今後数十年にわたるASEANの協力と統合のための戦略的基盤を確立するものです。また、10月に開催される第47回ASEAN首脳会議において、東ティモールをASEANの11番目の加盟国として受け入れることで一致しました。

