アメリカ・ワシントンD.C.のホワイトハウス(写真:REUTERS/Kevin Mohat) |
アメリカ上院は16日、共和党が主導するつなぎ予算案を否決しました。予算案が上院を通過しなかったのは10度目で、予算切れに伴い今月1日から始まった政府機関の一部閉鎖は3週目に突入しました。医療関連予算を巡る与野党の対立はこう着状態にあり、政府再開のめどは全く立っていません。
つなぎ予算案は先月、下院で可決されました。上院で可決するためには議事妨害(フィリバスター)を回避するため民主党の協力が必要ですが、民主党は年末に失効する医療保険制度(オバマケア)補助の延長などを予算案に盛り込むよう求めており、前年度の歳出水準をほぼ維持するだけの予算案に反対しています。
トランプ大統領は16日、記者団に対し、民主党が「不法移民への巨額支出を望み、医療を破壊したがっている」と非難しました。一方、民主党上院トップのシューマー院内総務は「共和党は医療費負担を急増させつつある」と批判し、与野党の歩み寄りの気配は見られません。
上院は同日、2026年度の国防予算案の採決も行いました。政府閉鎖による軍人給与支払いへの懸念がくすぶる中でしたが、こちらも否決されました。共和党上院トップのスーン院内総務は議場で「民主党がいかに軍を支え、アメリカを守ることに関心がないかを示している」と主張しました。(時事通信)

