アメリカのトランプ大統領に対する大規模なデモが18日、全米各地で行われました。デモは「王はいらない」と銘打たれ、トランプ氏の権威主義的な傾向や腐敗に抗議しました。主催者側は、全米2600カ所以上で数百万人が参加すると予想しています。
デモは概ね平和的に行われました。ニューヨーク市警によりますと、同市5区全域で10万人を超える参加がありましたが「抗議に関連する逮捕はゼロ」としています。参加者は子連れの家族から高齢者まで幅広く、仮装やバルーンを携えた祝祭的な雰囲気が多くの都市で見られました。
デモは300を超える草の根組織が連携して主催し、トランプ政権による政敵の刑事訴追、移民政策の強硬化、国内都市への州兵派遣などに抗議の声を上げました。
リベラル団体「インディビジブル」のリア・グリーンバーグ共同創設者は「『アメリカに王はいない』ということ、また平和的に抗議する権利を行使すること以上にアメリカ的なものはない」と訴えました。
トランプ氏は17日放送されたFOXビジネスとのインタビューで「私は王ではない」と主張しました。共和党のジョンソン下院議長は「反米集会だ」と批判しました。
アメリカの社会運動に関する著作があるアメリカン大学のデーナ・フィッシャー教授は、今回のデモがアメリカの現代史上最大規模の抗議活動になる可能性があると指摘しました。その上で、今回の抗議活動でトランプ政権の政策が直ちに変わることはないとしつつも「トランプ氏に反対するあらゆるレベルの公職者を勇気づける可能性がある」と分析しています。(ロイター)
