タイグエン省では6日から7日にかけて、最大で12時間に約440ミリの雨を観測しました。多くの河川が警戒水位レベル3を超え、過去の記録的洪水を上回る水位となりました。土砂崩れによって交通が寸断され、浸水や崩落のため、多くの家庭が緊急避難を余儀なくされています。地方行政府の発表によりますと、7日夜までに少なくとも3人が流されて死亡、3人が行方不明となり、多くの住宅が1〜2メートル浸水、複数の町や村で局地的な洪水が発生しています。
タイグエン省では数千人規模の軍隊・警察部隊、自治体職員、住民らが協力し、被災者を安全な場所へ避難させました。最も被害が大きいナーリー村の党委員会のノン・ミン・グエン委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「私たちは避難を拒んでいる家庭や個人を引き続き説得し、安全な場所への避難を促しています。また、危険な所に警告標識を設置し、特に橋などでは人や車両の通行を全面的に禁止するなど、安全確保を最優先にしています」
一方、北部山岳地帯ランソン省では7日、バクケー1水力発電所のダムが決壊し、100人以上の住民が避難しました。気象水文予報センターによりますと、今後も雨が続く見通しで、タイグエン省では今後3〜4日間、広範囲な浸水が続くと予想されています。また、バクニン、ランソン、カオバン各省でも、河川沿いや低地での洪水発生に警戒が呼びかけられています。