ベトナムの新農村作り過程において、文化は重要な役割を果たしています。新農村というモデルを実現するためには、農村部の経済力と農民の文化生活を向上させる必要があります。
今年、ベトナムはディエンビェンフー作戦勝利60周年を記念していますが、この数ヶ月間、ベトナム北西部にあるディエンビェン省は国内外の注目を集めています。それは今から60年前、この土地でフランス植民地主義者のベトナム支配に終止符を打つことになったディエンビェンフーの戦いが行われた場所であるだけでなく、現在この土地は大きく様変わりているからです。
現在、中部タインホアー省で新農村作り運動の全ての目標を達成した地方は12の村にのぼっていますが、今年の年末に27になる見通しです。
北部タイビン省 トゥイバン村はベトナムの新農村作り運動のモデルとなっています。この村の道路は既に舗装され、水利施設も整備されました。地方行政当局と住民は力を合わせて、故郷の建設事業に積極的に寄与しています。
ベトナム西北部に位置するディエンビエン省(dien bien)は21の少数民族の人々が共存しています。様々な伝統文化の色彩を持つデェンビェン省は潜在力を生かして、観光産業を発展させており、ベトナムの新農村作り運動に積極的に寄与しています。
新農村作り運動はベトナム国内各地に広がっています。この運動の主人公は農民ですが各企業もこの運動に積極的に参加しています。
クァンニン省はベトナム東北部にあり、バクボ湾、いわゆる、トンキン湾に属する省です。同省が新農村作り運動を開始してからの3年、重点的農産物生産地区と農産物の加工工場が設置され、農、林、海産物の製品が国内各地に出荷されています。これにより、クァンニン省の住民の生活が著しく改善されています。
北部山岳地帯ラオカイ省バクハ県には3ヶ所に貧しい村が残っていますが、その中にナーホイ村があります。村と言っても、日本の「郡」に担当します。この村には15の集落があり、ヌン族、ザオ族、モン族などの少数民族12族の4220人が住んでいます。
タンバン村はハノイから南方へ15キロ離れたところにあります。稲作に従事しているこの村の農民は1990年代までに貧しい生活を送っていましたが新農村作り運動を実施した以来、住民の生活は著しく改善されています。
かつて、クァンチという土地では戦争や洪水など多くの被害を受けた中部の貧しい地方だと思われていました。しかし、現在のクァンチ省は新農村作り運動を通じて、大きな変貌を見せています。
ベトナム中部クァンチ省ビンリン県ビンタク村はチュォンタンサン国家主席の応援により新農村作り運動を行っています。
北部バクニン省のホーチミン共産青年同盟がこの運動に参加してから1年以上が経ちましたが水利施設や新しい学校、文化会館が出来ています。
デェンビエン省、ムォンチャ県、フォイレン村はベトナム北部山岳地帯にある貧しい地方ですが近年、国の経済社会発展目標を達成するため、新農村作り運動に積極的に参加しています。
ベトナム中部高原地帯タイグェン地方ダクラク省ボンマトートー町、エアトゥー村はこの10年、居住地の文化的生活及び新農村作り運動を効果的に実施してきました。
北部タイビン省、ドントー村は全国各地方と共に、新農村作り運動に積極的に参加しています。
中部テイグェン地方における各少数民族のコミュニティの中で、村の長老は最も威信のあるひとであり、極めて重要な役割を果たしています。
現在、北部山岳地帯ラオカイ省シマカイ県、シンチェン村の新農村作り運動が活発に行われており、ラオカイ省のモデルとなっています。
中部クアン・ビン(QuangBinh)省は新農村作りに関する国家目標プログラムを実現させ、同省内の6つの村でこのプログラムを試験的に行い、現地の住民らは新農村作りに積極的に参加してきました。
中部フーイエン省、ドンスァン県、スァンライン村は新農村作り運動を活発に行っており、国の経済社会発展事業に積極的に寄与しています。
北部クァンニン省、モンカイ県、バクソン村では新農村作り運動が活発に行われており著しい成果を収めています。